音感は自然に身に付くのか?

2月から3月初めにかけては観たい映画が目白押しで、手帳にメモしてあるだけでも8本ありました。そのうち1本は見逃してしまったけど(今でも心残りだわ・・)、7本は映画館で鑑賞することができて、この土日は久しぶりに映画に行く予定も、ほかの用事もない週末です。雨降ってるし。うちで本を読んだり、配信で映画を観たり、ピアノの練習にいそしんだりするつもり。

さて、ピアノの話ですが、先生との雑談の中で、譜読みが極端に苦手な生徒さんとか、長調と短調の違いが聴いて分からない生徒さんの話になることがあります。
例えばブルクミュラーの「アラベスク」の最初の左手の和音、あれを聴くと、楽譜を見なくても響きで短調と分かりますが、「長調」と答える生徒がいるとか。
あとは、曲の中で正しい音が鳴らせていないのに気付かないとか。例えば♭が落ちたら明らかにメロディがおかしいのに気付かない。

小学校低学年くらいの生徒さんなら分かりますが、中学生くらいでもそういう音感が身に付いていない、と。

うーん、私はどうだったんだろう?

「アラベスク」は短調で始まって、すぐに長調に変わって、また短調に戻りますよね。もっと複雑な曲でも(ショパンとか)、曲の途中で何小節かだけ転調することがありますよね。楽譜をよく見ると、ある音が♮、臨時記号で♯・♭がふられているので分かるけど、響きだけでも「調が変わったな」と分かる。

そういうことが子供の頃から分かったんだろうか?
もう思い出せないんですよね。
今は大人だから分かるのか?

譜読みで苦労したことも、あまりなくて。
ショパンのややこしい左手は時間がかかるし、今弾いている「ショパンの泉」も左手はショパン並みにややこしいから、そこは時間がかかった。でもツェルニーとかモシュコの練習曲は、ある程度先が読めるから、譜読みに苦労することはない。そういう意味ではモーツァルトとかベートーヴェンもそうかな。
苦労するのはその先、難しいパッセージがいつまでも弾けないことはあるけど、それは『譜読み』というよりも『練習』の領域だと思う。

私の子供の頃の先生は、あまり理論的なことを教えてくれなかったから、ほとんどのことは自分の感覚で掴んでいくしかなかったと思う。だから「自然に身に付いた」としか考えられなくて。

今、youtubeで宮沢孝幸先生のライブ配信を聴きながら、この記事を書いているのですが、先生、いつの間にかベートーヴェン「悲愴2楽章」を弾いてる! しかも、もう結構完成している!
お忙しいと思うけど、いつ練習してるんだろう。
私も「ショパンの泉」仕上げるために頑張ろう。

譜読みの話は、また改めて。

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2024.03.23 | | コメント(4) | ピアノのこと



まだ壁を越えていない

セヴラック「ショパンの泉」、先生には「そろそろ仕上がりますね~」と言われているものの、自分ではまだ弾けてない、曲が自分のものになっていない感じです。いつも同じこと言ってますが。

こういう曲って、レッスンではなぜか緊張してしまって思うように弾けないんですよね。いろいろ頭で考えてしまってうまくいかない。テンポが速くて駆け抜けるような曲だったら、あれこれ考える暇もないんだけど。

ひとつの曲をずっと練習し続けていると、「あ、今壁を越えたな」と感じる瞬間があります。「この曲、何とかなるな。弾けるな」という感じ。そこから急に弾き易くなったりします。

「ショパンの泉」では、まだその瞬間が来ていない。

ということは、まだ練習が足りていないのかな。
どんな曲でも全ての曲でその瞬間が訪れるというわけでもなく、その瞬間がないまま、レッスン終了になる曲もあるから分からないけど。

大げさだけどカタルシスを感じる瞬間でもあるから、できれば来てほしいなあ。

うちの最寄り駅前に新しくピアノスタジオができたみたいなので、これからはグランドピアノ練習もやり易くなりそうです。スタジオ借りるのに電車に乗らないといけないのはちょっと億劫だったから嬉しい。

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2024.03.16 | | コメント(0) | ピアノのこと



次はブラームス

先日のレッスンで、ようやく先生から「次の曲、考えてます?」が出ました。この台詞が出るということは、「ショパンの泉」ももうすぐ仕上がるということですね。
仕事が春の繁忙期に突入して、練習時間の確保が難しくなってきましたけど(^^;)大丈夫かな?

次はブラームス、ということは前々から考えていました。「7つの幻想曲集Op.116」を全曲弾きたいのですが、これに取り組むと年単位で時間がかかるので、その前に先生から事あるごとにお薦めされる118-2をやることにしました。

こういう曲は苦手なんですけどね・・・でも4ページしかないし、何とかなるかな?

Op.116は小品が7つ入っていて、どれも男性的な雰囲気から曲が始まるけど、中間部で女性的な美しいメロディに変わるのが萌えポイントなんですよね~。練習するのがすごく楽しみです。

「ショパンの泉」はいつもレッスンでGPのペダルの調整がうまくできないので、これからはスタジオでの練習を増やして仕上げていきたい。
今この時期、面白い映画もたくさん公開されているし、映画「哀れなるものたち」の原作小説も読まなきゃだし(この本、めっちゃ分厚い)、仕事も忙しいし、時間のやりくりが大変だけど、自分ではこういう毎日が楽しくて幸せで、結構気に入っていたりします(^^)単純な性格でよかったな(笑

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2024.03.03 | | コメント(4) | ピアノのこと



結局のところ、練習というのは・・・

大人であれば毎日忙しい中、少ない練習時間でどうやって効率的に練習するべきか、ということが日々の課題だと思いますが、ピアノ再開してもうすぐ9年になる今、思うことは、

練習というのは、まず量をこなしてこそ。

諦めましょう。短時間で弾けるようになる魔法みたいな練習方法なんてありません(笑

特に譜読み段階であれば、楽譜を見て即座に正しい音が鳴らせる天才でない限り(リストはショパンの曲を初見でスラスラ弾けたというのは本当なのでしょうか?!)、ひとつのフレーズ(あるいは1小節でも)を何度も何度も繰り返し弾いて、ある程度音を覚えてしまって、勝手に指が動くくらいにする必要があります。
ここに近道なんてありません。強いて言うなら、ゆっくり弾いたほうが頭に入りやすい、ってことくらい。

私は今、モシュコ15-2がこの段階です。
いつぞやピアノ教師の方のブログに
「大人のピアノ学習者は圧倒的に反復練習が足りていない。弾けるようになったから終わり、ではなく、弾けるようになってから反復するのが大切」
と書いてあったので、モシュコ15-2の練習では細かく区切って「正しく弾けてから5回反復」を心掛けています。時間かかります。

曲を通してある程度スラスラ弾けるようになったらレッスンに持って行くので、ここから音楽的な練習に移行します。
レッスンで先生に言われた弾き方(主に表現面)ができるように練習しますが、ここでもやはり回数がものを言います。その弾き方が体に染み込んで自然にできるように何度も弾きます。
最初はワンフレーズ単位、だんだんと曲が出来上がってきたら、曲の流れ、ドライブ感が出るように通しでも弾きます。部分練習と通し練習を繰り返す。ここで何ヶ月もかかります。

この段階で、ふと気付くといつまでも苦手箇所が苦手なままだったり、テンポが上がらなかったりするので、どうしても弾けないパッセージはリズム練習、速いテンポの曲はいっそのこと理想のテンポで弾いて、崩れたところから立て直していくほうが効率的だったりします。
でもやっぱり時間はかかりますよね。

ピアノ練習は時間がかかるもの、そういうものと割り切ってコツコツ地味な練習を積み重ねていくことが大切かな。

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2024.02.25 | | コメント(0) | ピアノのこと



【演奏動画】モシュコフスキー「15の練習曲」No.6

今週のレッスンで終わらせる予定です。前回のレッスンから3週間もあって、まだそれほど仕事も忙しくないのに、あまり練習がはかどらず、何やってたのかな~?

どんな曲でも、練習曲に限らず、「どうやってもこれ以上は上手く弾けるようにはならない」という壁みたいなもの、ありますよね。悔しいけど、それが今の実力なので仕方がない。
「モシュコ15-6」はもう5ヶ月くらい取り組んでいるから、そろそろ次に行きたいところです。

一応記録を残しておきたいので、おうちのピアノで動画を撮りました。2ヶ所ほど弾き直しているけど(^^;)レッスンではもう少し上手く弾いて合格もらいたい。



ついでに「ショパンの泉」も撮ってみました。これは一通り弾けるようにはなったけど、どういう方向に向かっているのか、まだ分からない。私としてはもう少し軽快な感じで仕上げたいんだけど、レッスンを受けると「あれ、違うのかな?」と思ったりして。



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2024.02.12 | | コメント(2) | ピアノのこと



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プロフィール

古都子

Author:古都子
ピアノと映画鑑賞が趣味の50代会社員です。18年間一緒に暮らしたポメラニアンのシナモンは2020年2月お星さまになりました。

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最新記事は「誰よりも狙われた男」フィリップ・シーモア・ホフマンの抑えた演技が見所。面白かったです。

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